日清「ラ王」背脂コク醤油を夜中にこっそり食べたんだ
深夜、午前2時。
どうしても小腹が減って堪らなくなった私は、台所で遂に「あの作戦」を決行する。それは……
食器棚と天井の隙間に隠しておいた「日清ラ王・背脂コク醤油」を妻にバレないようにこっそり食べること。
最近、私たちは台所すぐ横のリビングルームで寝ている。そこは、唯一エアコンがあって快適に眠れる場所だ……
妻との距離は、直線距離にして約3メートル。絶対に、物音ひとつ立ててはいけない危険な距離。
今、ここで妻が起きたら間違いなくクッションでシバかれるだろうな。
「何時やと思うちゅうがで!バシッ!」って。でも、もう我慢出来ない……
私は、「ラ王」が食べたい。
よし、いいぞ。チャーシューとかやくをそっと置いて第一段階クリアだ……
そして、内側の線ピッタシにお湯を入れる。頼むから起きないでくれ……
そして、5分待つ……
タイマーをセットしたら、タイマー裏面にある「音が出るところ」を指で塞ぎながらスタートボタンを押す……
( かすかに「ピッ」って鳴った )
セーフだ。液体スープでフタをしたら、「気」を完全に消して静かに待とう。
しかし5分て長いな…時間よ、早く過ぎれ……
残り2秒で止める。「ピピピピッ」って鳴る前に……
「ピッ!」
しまった!!指で塞ぐの忘れて、結構な音量でピッって鳴ってしまった……
ヤバい……妻が寝返りをうって、顔がこっちを向いている!
今の音で妻が「レム睡眠」に突入してしまったとすれば、この台所のわずかな明かりでも……
急げ!急げー!早く出てこい!( ガサガサッ )
よし出来た!急いで食わねばっ!
「 熱っつ!!!」
ハッ…しまった……思わず声が
恐る恐るリビングルームに目をやると……
ハッ?!((((;゚Д゚)))))))
妻が、起きあがってこっちを見ている!(−_−;)
妻「 アンタ何しゆうがで。 」
つづく